白躑躅（しろつつじ）

4～6月ごろに開花するツツジ科の植物。今作で描いたのは「ヒラドツツジ」という品種で、街中でも見かけることの多い植物かと思います。古くから長崎県の平戸市で栽培されてきたことが名前の由来となっており、1712年に編纂された『和漢三才図会』には既にその名が記されています。また、和名の「躑躅」については、ついと見惚れて立ち止まってしまうその美しさから「足踏みをする」「行きつ戻りつする」という意味を持つ二つの漢字をあてた、という説があります。

板材：欅合板
寸法：45㎝角
品番：0009